今回はたまーにお問い合せをいただいたりするビンディングをボードにセットする際のセッティングについてのお話。
ビンディングのセッティングというと、スタンス幅と角度がありますが、まずスタンス幅から。
GENTEMを例にあげていうと、とりあえずオススメできるポイントは両足ともに5列あるうちの2列目と4列目を使ったセンター4穴。
ビンディングのプレートもセンターで使うと大体50cm前後のスタンス幅となりますが、ここからスタートするのがおすすめでしょう。
僕は身長169cmで足は結構長い方ですが(ウソ)、スタンス幅はいろいろあれこれやってみた結果、53cmという数字がナイスなかんじなことが判明しまして、最近はそれ1本です。
次の問題はその53cmという幅でどこに留めるかです。
これは板の特徴やバーンコンディションなんかによっても変わってくるので、僕がレギュラースタンスである事をふまえていただいて、例をあげてみます。
最近乗る率が最も高いINFINITYをパウダーが望めそうなコンディションの良いときに乗るとすると、前足は一番外(前)の4穴センターより約1穴分後ろ、後ろ足は一番外(後)の4穴センターで留めています。(写真・グリーンのボード)
つい最近、硬めのバーンコンディションで乗ったMOMENTUMは前足は一番外(前)の4穴で、さらにプレート側で一番前に出して、後ろ足は一番外(後)の4穴センターで留めたらセッティングが出ました。(写真・ブルーのボード)
両方ともに53cmですが、両足の中心をバーンコンディションが柔らかめな時はやや後ろ、硬めな時はやや前にもってくるのがいいかんじです。
ちなみにMANTARAYだとかなり中心が前ぎみなセッティングが調子良かったりするので、板によっても変わってくるようです。
行く前に何となく付けたのがはまることもあるし、滑りながら変えていくこともあるので、実際に乗りながらいろいろやってみるしかないのかもしれません。
次に角度について。
これもいろいろ前に結構振るのから、ダックから試してみて、最近は前足が18度, 21度, 24度のどれか、後ろ足は0度がばっちりきています。
カービング向きな板(TTとかDPTとか)でカーブするとなると後ろ足も前に振った方が肩が入って調子いいですが、オーリーをしやすいのは肩が開くダックの方だったりします。
どっちかだけではないので、結局両方欲しがって中間の0度というのが調度はまっているのかもしれません。
最後に一応言っておきますと、セッティングはあくまで個人的なものなので、この話はあくまでも例のひとつです。
極端な例ですが、テリエとショーンホワイトは全然セッティングが違うそうです。同じくらいすごいけど。
セッティングについてあれこれ考えながらビンディングをボードに付ける事って結構大事な事だったりしますし、何か土台が無いと話も始まらないということで、良ければ参考にしていただいて、いろいろやってみてください。
よろしくどうぞー
コメント