Axel Pouporte率いるQUINTA FILMSがABSINTHE FILMSが撮影したライディング映像と新たに撮影されたインタビュー映像を組み合わせて完成させたLINES。
アラスカという究極の舞台で世界最高の滑り手が繰り広げるショウの舞台裏をのぞくことができる。
数日、時には数週間にも及ぶウェイティングのあといきなりヘリで猶予を許されない斜面に降ろされ、無事に滑り降りるだけでなくなく、見る人を感動させるパフォーマンスを見せなければならないライダー。
それを確実にフィルムへ収めるために数十キロの荷物を担いで深雪の中ハイクを繰り返し、最高のポジションを探すフィルマー。
両者の波長が重なったとき、非現実的な映像が完成する。
その裏側に隠れた人間的な表情を露にするインタビューコメントが興味深い。
この作品を見終わって、TGRの旧作、「UP RISING」を思い出した。
シェーンマッコンキーに付けられたマイクがとらえたライディング1本分の緊張した呼吸音とボトムにたどりついた時の安堵のためいき。
トップアスリートの緊張した声にやっていることのすごさを感じたものだった。
いかにすごい舞台ですごい事をやっているかがよくわかる作品。
おすすめです。
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