今回、特別に3日間のツアーで、いやというほどパウダーをやるという贅沢な企画となり参加いたしました。この何年雪不足という話はどこへやらという勢いで雪は降っています。
この爆弾低気圧は3日間にわたり、毎日70cm以上 トップにいたっては1mオーバーという雪を降らせ続けました。たまらないのはキャットのオペレーターとキャット内の我々です。ロードは毎日消え、前後に揺さぶりまくられた我々は忍耐を強いられました。
しかし、キャットのドアが開く瞬間そこはパラダイスです。僕のスノーボード人生最高の3日間の幕開けです。流れ行く雲、一瞬の光のきらめき、輝く雪面、そして極上の本当に極上のパウダーランです。
皆、夢中で滑り続けました。時間とともに変わり行く雪を感じ、風を感じ、皆の幸せな気持ちも感じていました。
この最中に体に異変が起こりました。アドレナリンだか脳内モルヒネだかわかりませんが何かが体を駆け巡り、はっきり自覚できるほど体が軽くなり、まるで30代の自分に戻ったようにライディングがスムーズになって行きました。
夢のようなパウダーランでした。
しかし、夢は必ず覚めます。魔法は解けてしまいます。
いくら楽しいことでも3日目となると、感動が薄れている自分がいます。
悲しいことですが人の性というものはどうしようもない。
壊れ行く地球環境、落ちていく自己体力、離脱する仲間たち。今後またこのような極上なパウダーランを体験できるのか真剣に悩むほどのすばらしいキャットツアーでした。
マサさん、豊田さん、青木さん本当にありがとう!
菊浦さん、まあありがとう。
皆さん、いくら好きでも三日三晩やり続けてはいけません。
ほどほどが1番。気をつけましょう。
Takehiro Kojima
コメント