スケートボード通勤を始めて、行く手を阻む敵の存在に気づいた。
犬と警官だ。
犬はスケートボードの音に過敏に反応するやつがたまにいて、それこそ近づくやいなやガウガウと吠えまくる。
一度なんかは曲がり角を曲がった途端、でかい黒のラブラドールに飛びかかられ、足を噛まれたこともある。
それ以来、夜道の散歩犬に後ろから近づく時はちょっとドキドキするようになってしまった。
警官も同様ですれ違っても一切反応しないのもいれば、ダッシュで行く手を阻むものもいるので判別するのが大変だ。
今日なんかは昼間、銀行からの帰りに伊勢丹からラルゴの前まで自転車の警官が追いかけてきて、店の前で呼び止められた。
危ないぞ!危なくない!危ないぞ!危なくない!
どこへも行かない言い合いの末、危なくねえよ!!と押し切ったけれどまったく大変だ。
いつの日か、安心して街中を流せる日は来るのだろうか。
来ないだろうなあ。
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