昨日に引き続き、今日も「SOS」(Survival On Snow)アイテムを。
「SOS / F1-ND」。
アナログビーコンです。
今さら、アナログビーコンをなんで勧めるって声も聞こえそうですが、その辺のとこ含めて、ちょっと説明します。
時代は、確かにデジタルです。
先日紹介した「PEIPS / DSP」,「TRACKER / DTS」,「OROTOVOX / X-1」が、その代表格。
埋没者への距離と方向をLEDや液晶で表示するというのが基本的機能です。
それに対して、アナログビーコンは、埋没者の電波を拾ったら、捜索用のビーコンを左、正面、右に振り、一番電波の強いところを特定、近づいて行って、レンジが一杯になったら感度を落とし、またビーコンを振り、電波の強いところを特定する。
その繰り返しを、捜索者がマニュアルで行う。
よって、デジタルとアナログの違いは、埋没者への方向や距離を特定するのをビーコンがやってくれるか、捜索者本人がやるかの違いです。
ですから、例えば、店頭に、かわいらしい女性がやってきて「明日から、○○のガイドさんに入るんですけど、ビーコン買ってこいって言われました」なんて場合には、迷わずデジタルビーコンをオススメします。
トレーニングしなくても、使い方が分かりやすいのはデジタルだからです。
が、しかし、トレーニングさえしっかりやれば、アナログだって迅速な捜索は可能です。
複数捜索だって、組み立てをしっかりやれば、デジタルに劣る訳ではありません。
で、アナログビーコンの中でもオススメなのが今日の「SOS / F1-ND」。
最大受信距離90mと今のところ、もっとも遠くから埋没者の電波を拾い、数年前に、LEDが3つから7つに変更されたので、微妙な電波の強弱が認識しやすい。
さらに、捜索モードで捜索しているときに、万一、2次雪崩が発生した場合、本体を握った親指をワンプッシュするだけで送信モードに切り替わるなどの機能を持っています。
マニュアルな操作を簡素化してあるので、慣れれば、非常に扱いやすいのが、オススメする理由です。
SOS / F1-ND
\38,505(本体\36,672)
機 能 : 7LED
送受信周波数 : 457KHz
捜索有効範囲 : 約90m
使用温度範囲 : -30〜+50℃
寸 法 : 120 x 70 x 25mm
重 量: 230g(電池及びボディーベルト含む)
接続時間 : 送信 / 約300時間 受信 / 約40時間
電 池 : 単三アルカリ x 2本
カラー : Black
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